副鼻腔炎の症状や治療|京都市伏見区墨染のやまもと耳鼻咽喉科医院
副鼻腔炎(ちくのう症)
副鼻腔炎(ちくのう症)とは
副鼻腔炎(別名:ちくのう症)は、鼻からウイルスや菌が入り込み炎症を起こすことで、副鼻腔といわれる鼻の周囲にあるトンネルに膿がたまる病気です。
副鼻腔炎には主に2種類あり、「急性副鼻腔炎」と「慢性副鼻腔炎」に分けられます。
風邪だと思っていたけれど風邪薬を飲んでもなかなか治らない場合、この副鼻腔炎を発症している可能性があります。
副鼻腔炎の症状と治療
急性副鼻腔炎の場合、風邪をひいた後、
- 鼻の周りや顔に痛みを感じる
- 鼻水がひどい(ドロドロしたきたない鼻水)
- 鼻詰まりがひどい
- 頭痛
- 発熱
があります。
慢性副鼻腔炎の場合は、
- 1年中鼻が詰まっている
- 1年中鼻水が止まらない
- 匂いが分かりにくくなる
などの状態になります。
まずはファイバースコープなどで確認して、治療方針が変わりますが、治療方法としては、抗生物質などのお薬を使用します。ネブライザー治療も有効です。長期間改善されない場合は、外科手術を行う方法があります。手術が必要と判断した際は、適切な医療機関をご紹介いたします。
副鼻腔炎は症状がよくなってもまだ炎症が残っていることがあり、その際に薬を停止してしまうと再発するというケースがよくあります。治療が長くなることもありますが、完全に炎症がなくなるまで薬を飲み切ることも重要です。
副鼻腔炎の診断
まずは症状を伺い、ドロドロした黄色や緑の鼻水があったり、鼻づまりなどの症状がある場合はファイバースコープやレントゲンを撮影し副鼻腔に膿が溜まっていないか確認します。
CTについては必要に応じて行っています。
お子様の副鼻腔炎について
お子様の場合上手く鼻をかめない場合があるかと思いますが、鼻をすすってしまうと症状を長引かせてしまうので注意が必要です。
クリニックで鼻吸いやネブライザー治療を継続することも有効です。鼻吸いを行うことで夜よく眠れる方が治癒にもつながります。鼻吸いのみでのご来院もできますのでお気軽にご相談ください。